【連載:Linux Mintを初めよう!!】第3回 Linux Mintを入手しよう!!
前回の記事では仮想PCをセットアップしましたが
今回はLinux Mintエディションについて理解し
インストールするためのデータを準備しましょう
3-1 Linux Mintのエディション
Linux MintにはGUIとコーデックの有無
によって種類分けされたエディションが存在します。
(執筆段階2012/07/05では4つ)
ここでいうエディションは、ウィンドウズのものとはすこし違っていて
機能が制限されているわけではなく 「そういうポリシーでカスタマイズしました。」
というだけで、それほど大きな違いはなくインストールした後に
エディション毎の機能を変更することもできます。
3-2 MateとCinnamonの違い
Linux MinにはMateとCinnamonの2種類があります。
大雑把に言うと
MateとはGnome 2 という古いUIに比較的
安定した機能だけを搭載したエディション。
CinnamonとはGnome 3という新しUIに比較的
革新的で先進的な機能を搭載したエディションです。
なお、管理人はinuxの利点である「先進性」と「自由性」を
最大限活かすするためにもCinnamonの利用を推奨します。
詳しくは外部の記事を参考にしてみてください。
Linux Mint 13をインストール(MATEとCinnamonの違い)http://programmer-jobs.blogspot.jp/2012/06/linux-mint-13matecinnamon.html
3-3 No codecsエディション
上記で説明したようにLinux Mint にはいくつかの
エディションが存在しますが、中には(デフォルトも含めて)
日本国内で使用すると特許や著作権などの法律において
問題があるものも存在します。
ですので日本国内でインストールするためには
[ No codecs ] エディションを用意しましょう。
3-4 32bitと64bitエディション
Linux Mintに限らず、現在のOSは32bitと64bitの2つが主流です。
しかし、詳しいことは省きますが32bitは4GB以上のRAMを認識できなかったり
アプリケーションのパフォーマンスやセキュリティが64bitより劣っていたりと
最近では64bitの方がメリットが大きくなっています。
64bit化はますます進行すると思われますので
利用できる場合は積極的に利用したほうが良いでしょう。
ただし、仮想PCで利用する場合は話が別で
これらの恩恵があまり受けられない上、最近のマシン(3,4年より新しいPC)では
仮想PC上でも64bitで動作しますが
少し古いPCでは動作しない可能性があります。
仮想環境での利用ということを考慮して32bitを選択しましょう
※補足しておくと仮想PCで動かすのでIntel 64だけではなく
Intel VTにも対応している必要があります。
3-5 結論
以上のことを踏まえ、記事の内容にすべて従っていくと
“Cinnamon No codecs 32bit” が最良の選択になりますね
もちろん、これに従う必要はありませんが
このblogでは” Cinnamon No codecs 32 bit “を利用していきます。
それでは、次回までに自分のお気に入りのエディションを
以下の公式サイトから.isoファイルをダウンロードしておいてください
Download Linux Mint 13 Maya http://www.linuxmint.com/download.php
それでは、お疲れ様でした(´・ω・`)
なにか質問あればどうぞ!!
2012/07/26 一部修正
推奨を64bitから32bitにしました
次の記事 : 第4回 仮想PCの環境を構築しよう