こんにちは、やふりーです。
先日、HDDリサイクル業者から個人情報が流出する、というセンセーショナルな事件が起きてしまいましたね。
このような危険を減らすためには、自分でLinuxブートしてゼロ埋めするか
記憶媒体をハンマーで叩き割ればいいのですが、なかなか知識のない一般人には難しいです。
そこで、WindowsOSをインストールを入れたまま、ある程度安全に消去できる方法を考察します。
1. システムを初期化する
システムを初期化することで、キャッシュやユーザファイルなどの個人データは(とりあえず)消えます。ゴミ箱を空にして消えたと思う人種より一歩進化しました。
2.cipher コマンドで空領域を消去する
それでは、コマンドプロントで次を実行してください。HDDの空領域を意味のないデータで置き換えるので、復元できる可能性が大幅に低くなります。
cipher /w:c:
3.Bitlocker で起動ディスクを暗号化をする
※Windows 7 Unlimited もしくは、Win8,10 Pro 以上が必要
念には念をという人はこの手順をどうぞ。
BitlockerというOS標準の機能で起動ディスクを暗号化します。
この際、データを復号するためのパスフレーズが発行されるわけですが
敢えてこれを保存しない事でHDDのデータへアクセスを出来ないようにしてしまいます。
Zipファイルのパスワードを忘れて開けなくなったことってありません?
これと同じようなことをHDD全体でやってしまおうという訳です。
方法は割と簡単ですが、残念ながら上位エディションじゃないとできません。
(僕のPCでも対応外でしたのでリンクだけ貼っときます…)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4502379/windows-10-device-encryption
おわりに
用心することに越したことはないが、時間もお金も有限なので、落としどころを考えましょう。